美顔器での「リフトケア*」を検討していると、必ず候補に挙がるのが ヤーマン「リフトロジー SP」 と パナソニック「バイタリフト かっさ EH-SP86」。
どちらも人気の高いモデルですが、実際に選ぶとなると「どちらが自分に合っているのか」迷ってしまいますよね。
結論からお伝えすると、
- 短時間でパワフルなEMS体感とLEDを含む多機能性を重視する方には「リフトロジー SP」
- お風呂で使える防水性や、かっさ形状で丁寧に引き上げたい方には「バイタリフト EH-SP86」
がおすすめです。
本記事では、それぞれの特徴・機能・価格の違いを徹底比較し、あなたのライフスタイルに合った一台を見つけられるよう丁寧に解説します。
後悔のない選択につながるヒントとしてぜひ参考にしてください。
*リフトケアとは、肌を引き上げた状態で行うケアや、引き上げるように動かして行うケアの総称です。
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1. 結論:こんな方におすすめ!
まず、忙しい読者の皆さまのために、それぞれの製品がどんな人にぴったりかをまとめます。
製品名 | ヤーマン リフトロジー SP (YJFD2L) | パナソニック バイタリフト かっさ EH-SP86 |
主な特長 | 置くだけ1分*の時短ケアとハイパワーEMS。 | エステティシャンの手技に学んだかっさ形状とアプリ連携。 |
おすすめな人 | とにかく短い時間でパワフルにケアしたい人。<br>体感の強さや多機能性を重視する人。<br>朝のメイク前に使えるような時短ケアを求める人。 | かっさ形状で丁寧に引き上げたい人。<br>お風呂での使用や水に強い防水性を求める人。<br>アプリで使い方や肌の状態を管理したい人。 |
価格帯 (税込) | 高価格帯:58,300円 | 中価格帯:36,630円 (オープン価格) |
*半顔の使用時間。
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2. スペック比較表
両製品の主要な機能を比較します。
比較項目 | ヤーマン リフトロジー SP (YJFD2L) | パナソニック バイタリフト かっさ EH-SP86 |
形状・アプローチ | 7つのワイドリフトヘッド(置くだけ/押して、上がる*) | かっさ形状(引き上げるように動かす) |
EMSの種類 | 複合EMS:低・高周波(FACEモード)<br>低・中・高周波(BODYモード) | 2種類のEMS:ソフトエクササイズEMS、デュアルダイナミックEMS MIX |
電極数 | 7つのワイドリフトヘッド | 4つの電極 |
温感機能 | デュアルヒーター(6段階調節可能) | 温感機能(低:約40℃、高:約43℃の2段階) |
光美容(LED) | FACEモード:青緑LED(505nm)、BODYモード:赤LED | なし (EH-SP86の商品特長にはLEDの記載なし) |
使用時間目安 | 半顔1分/1部位10分以内/1日合計20分以内 | QUICKモード:約4分、W EMS LIFTモード/WARM TREATMENTモード:約8分 |
防水性能 | IPX5(あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない) | IPX7(水深1mに30分間水没しても影響がない) |
アプリ連携 | 顔専用トレーニングジム 美顔器アプリで使い方を学べる | あり(with Panasonic Beautyアプリで使い方動画、肌状態管理、モード提案) |
充電方式 | USBケーブル (Type-A-Type-C) | USB-Cアダプター |
本体サイズ・重さ | 約W114×D42.5×H71.5mm / 約206g | 高さ8.9×幅12.3×奥行4.2cm / 約160g |
*肌を引き上げた状態で行うケア。
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3. 機能と技術の違いを深掘り
3-1. リフトケア*のアプローチと体感
両製品ともEMS(Electrical Muscle Stimulation:電気刺激で筋肉を収縮させること)を搭載し、表情筋のトレーニングをサポートしますが、そのアプローチ方法に大きな違いがあります。
項目 | ヤーマン リフトロジー SP | パナソニック バイタリフト かっさ EH-SP86 |
コンセプト | 置くだけ1分で、複数の筋肉にアプローチする時短ケア。 | かっさ形状で引き上げながら、エステの手技を再現したトレーニング。 |
EMSの特徴 | 複合EMS(低・高周波、BODYモードのみ中周波も)で表層筋から深層筋までダイナミックに刺激。スタンダードモデル比でEMSの刺激が1.6倍に感じられる設計とされています。 | 2種類のEMS(ソフトエクササイズEMSとデュアルダイナミックEMS MIX)を組み合わせ、リズミカルな刺激で表情筋にアプローチ。 |
形状の特長 | 7つのワイドリフトヘッドが、大小頬骨筋や胸鎖乳突筋など「リフト筋*」にぴったりフィットするように設計されています。 | エステティシャンの手と指を模した独自のかっさ形状で、顔のカーブにフィットし、引き上げやすい。4つの電極により、目もとの際まで当てやすい。 |
*リフト筋は造語です。
リフトロジー SPは、「肌の上を滑らせずに、ぐっと筋肉を引き上げた状態で」押して、上げるという独自のケアを実現しています。忙しい朝でも半顔1分、全顔2分という圧倒的な時短で続けやすいのが魅力です。ユーザーからは「EMSの刺激が強く感じられる」や「当てた瞬間からピリピリと反応を感じた」といった体幹に関する声もあります。
一方、バイタリフト EH-SP86は、かっさ形状を利用して引き上げるように動かすケアが基本です。2種類のEMS(タッピングのようなソフトエクササイズEMSと、しっかりトレーニングするデュアルダイナミックEMS MIX)を組み合わせることで、エステの手技のような複雑なアプローチが可能です。
3-2. 温感と光美容(LED)
両製品とも温感機能を搭載しており、温めることで肌を柔軟にし、EMSの効果を高めることが期待できます。
• リフトロジー SP:デュアルヒーターを搭載し、肌の表層から角質層の深層まで温めながら効率的なケアを叶えます。温感レベルは6段階で細かく調整が可能です。さらに、FACEモードでは青緑LED、BODYモードでは赤LEDによる光美容を搭載しています。特に青緑LED(505nm)は、ヤーマンによる研究の結果、美容目的で用いられることのある波長(505nm)を採用しています。
• バイタリフト EH-SP86:温感機能は「低」(約40℃)と「高」(約43℃)の2段階で選択でき、心地よい温かさでケアできます。EH-SP86には光美容(LED)の搭載についての明確な記載がソース内には見当たりません。温感のみの「WARM TREATMENTモード」(8分間)も搭載されており、リラックスしたいときにも適しています。
3-3. 防水性能と使いやすさ
美顔器を習慣化するためには、使いやすさと防水性能が重要です。
項目 | ヤーマン リフトロジー SP | パナソニック バイタリフト かっさ EH-SP86 |
防水性能 | IPX5 | IPX7 |
アプリ連携 | 使い方を学べるアプリ対応あり | 「with Panasonic Beauty」アプリ対応。肌状態分析、おすすめモード提案、使い方動画あり。 |
充電方法 | USBケーブル充電(ACアダプターは別売) | USB-Cアダプター充電 |
リフトロジー SPのIPX5は「あらゆる方向からの噴流水によっても有害な影響がない」レベルで、化粧水などがかかっても問題ありませんが、水に浸すことは推奨されていません。
対してバイタリフト EH-SP86のIPX7は「水深1mに30分間水没しても有害な影響がない」という基準をクリアしており、お風呂で水に濡れてもより安心して使用できます。ただし、入浴中、水に浸かっている部分には使用しないでください。
また、EH-SP86は専用アプリとの連携により、今の肌状態に合わせたおすすめモードの提案や、ケアの履歴を記録できるため、効率的なケアの習慣化をサポートします。
3-4. 価格とコスパ
• リフトロジー SP:58,300円(税込)。高価格帯ですが、時短性、EMSの体感の強さ、LED光美容など多機能性を重視する方に向いています。
• バイタリフト EH-SP86:36,630円(税込、オープン価格)。リフトロジー SPと比較して約2万円以上安く、EMS、温感、かっさというリフトケア*に必須の機能を網羅しており、コストパフォーマンスが高いモデルと言えます。
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4. 読者の悩みを解決!
4-1. 「たるみやもたつきをなんとかしたい!」
美顔器を購入する最大の理由は「たるみやフェイスラインのもたつき」のケアでしょう。
• リフトロジー SP:独自の7つのヘッドとEMS波形により、大小頬骨筋や胸鎖乳突筋など、セルフケアでは動かしにくいリフト筋に集中的にアプローチします。「フェイスラインがすっきりしたように感じる」、「顔が引き締まったように感じる」、などの口コミが見られ**引き締め感やリフトアップ感***に関する満足度の高い声が多く見られました。特にEMSによる引き締め感への満足度は約92%に上ります。 *EMSによる筋肉トレーニングの効果。
• バイタリフト EH-SP86:かっさ形状とEMSの合わせ技である「かっさリフトテクノロジー」により、**一度の使用でもフェイスラインが引き締まったように感じたという口コミもあります。4つの電極が旧モデルより深く、広く表情筋に刺激を送り、目もとのきわのデリケートな部分にも当てやすくなっています。
4-2. 「忙しいけれど毎日続けたい!」(継続性)
効果を実感するには継続が不可欠です。
• リフトロジー SP:半顔1分、全顔2分という短さが最大の利点です。ヘア&メイクアップアーティストからも「時間が無い朝に1分でパッとリフトケア*できるのが魅力」「メイク前に使うと、肌がすっきりしたように感じられるため、メイクしやすいと評価する声もあります。簡単で満足感があるため、「使い続けたい」というユーザーの声も多いです。
• バイタリフト EH-SP86:IPX7の完全防水で、湯船に浸からない部分であればお風呂でも使用可能です。お風呂での「ながらケア」ができるため、忙しい方でも習慣化しやすい設計です。また、忙しい朝には**QUICKモード(約4分)**を選ぶこともできます。
4-3. 「EMSの刺激が苦手…」(安全性・刺激感)
EMSの刺激に対する感じ方には個人差があります。
• リフトロジー SP:複合EMSが深層筋までパワフルにケアしますが、「ピリピリして痛い」と感じる口コミもあります。ただし、EMSレベルは1~6段階で調整可能です。刺激が苦手な方、または歯に詰め物や治療がある方は、EMSの刺激を強く感じる場合があるため、低いレベルから試すこと、または使用部位をずらす、専用ジェルなどをたっぷり塗るなどの注意が必要です。
• バイタリフト EH-SP86:EMSの強さは6段階で調整可能で、「EMSの刺激がちょうどよく気持ちいい」、「ピリピリ感を心地よい」と感じる人も多いようです。EMSにはソフトエクササイズEMSが含まれるため、優しく心地よい刺激を好む方も使い分けが可能です。
4-4. 「顔だけでなく全身にも使いたい!」(使用部位)
両製品とも、顔だけでなくボディケアにも対応しています。
• リフトロジー SP:FACEモード(首、頬、顎下、こめかみ、おでこの際)の他、BODYモード(デコルテ、二の腕)を搭載し、太ももやふくらはぎ、お腹などもケアできます。ボディモードには中周波EMSが搭載されており、全身の幅広い筋肉にアプローチします。
• バイタリフト EH-SP86:かっさ形状を活かして、顔(目もと、ほうれい線など)、首、デコルテ、二の腕、ふくらはぎなど全身に使用可能です。特に新モデルは、目もとのきわまで当てやすい電極配置に進化しています。
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5. まとめ:おすすめな方はどっち?
ヤーマンの「リフトロジー SP」とパナソニックの「バイタリフト かっさ EH-SP86」は、それぞれ異なる強みを持つ優れたリフトケア*美顔器です。
もしあなたが、
• 「とにかく忙しい!朝晩のスキマ時間を使って、手早く、パワフルなEMS体感を得たい」
• 「多機能性(LED、複合EMS)と、置いて使うという手軽さを重視したい」
• 「価格が高くても、体感1.6倍のハイグレードモデルで妥協したくない」
という場合は、**【ヤーマン リフトロジー SP (YJFD2L)】**がおすすめです。
一方、もしあなたが、
• 「かっさ形状でフェイスラインを丁寧に引き上げるケアをしたい」
• 「お風呂でリラックスしながら、水に濡れても安心なIPX7の高い防水性能を求める」
• 「アプリのガイダンスに従って効率的にケアを習慣化したい」
• 「価格を抑えつつ、進化した新モデルの機能性を手に入れたい」
という場合は、**【パナソニック バイタリフト かっさ EH-SP86】**が最適でしょう。
どちらの美顔器も、継続的に使用することでフェイスラインの引き締め感やハリ感をサポートすると言った声があります。ご自身のライフスタイルと予算、そして**「どんな方法で美顔筋肉をトレーニングしたいか」**を考え、最適な一台を選び、明るい美容習慣をスタートさせてください。
*リフトケアとは、肌を引き上げた状態で行うケアや引き上あげるように動かして行うケアの総称です。
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【ご使用に関する重要なご注意】 美顔器は医療機器ではありません。使用感や感じ方には個人差があります。ご使用の際は、各製品の取扱説明書に記載されている安全に関するご注意事項を必ず守り、指定の部位以外や体調が優れないときは使用しないでください。特に心臓疾患のある方、医用電気機器を使用している方、妊娠中の方、皮膚に異常がある方などは使用できない場合があります。EMS機能は歯に刺激を感じる場合があるため、歯に詰め物などがある方はご注意ください。美容医療施術を受けた方は、施術後2週間は使用を控えるなど、医師にご相談の上でご使用ください。